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正式国名 クロアチア共和国 (旧ユーゴスラビア連邦)
面積 5万6542km2(九州の約1.5倍)
人口 444万人
首都 ザグレブ(人口78万人)
言語 公用語はクロアチア語、一部セルビア語等
通貨 クロアチア・クーナ(Kn)
少史 1991年6月独立宣言、旧ユーゴスラビア連邦軍とセルビア人
の猛攻撃を受け1992年までクロアチア独立戦争が続く。
1992年1月15日武力で敗れるものの共和国として独立。
1995年クロアチア軍が国内のセルビア人地域に攻撃再開。
大部分を支配下に置き、1997年統合。
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朝、ユースのトイレで顔を洗っていると東洋人が現われた。
ん?どっかで見た顔、あ!そうだウィーン、ブラチスラヴァで同じ車両に乗ってた
東洋人だ。
相手も同じことを思ったらしく、お互い、「あっ!!」と一瞬、間を置いた後、
「こんにちは!」と挨拶をした。
その瞬間、僕の口から出た言葉は・・・
「お前・・・鹿児島人だろ・・・。」
相手はたじろいだ・・・。
「えぇ!!な・・・何でですか?!」
「いや、隠したって分かる、お前・・・かなり訛ってるぞ。」
悲しいかな、鹿児島人の濃い血はクロアチアに来ても隠せない。
同郷人には尚更である、一発で分かったさ。
彼の名はアキモト、19歳、もちろんズバリ鹿児島出身、高校卒業と同時に
イギリスに一年留学、その後ヨーロッパを旅してるという。
日本は鹿児島しか知らないがヨーロッパはほぼ全て周ったというちょっとクセモノ。
奴、曰く、今日朝イチの列車でスロベニアのリュブリャーナに発つそうだ。
おそらく今この瞬間、クロアチアに居る鹿児島人はオレとアキモトだけだろう・・・。
この男、今後とも要注意なのである。
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共和国広場から少し入ったとこ、高級ホテルドゥブロブゥニクの前を歩いて
いると女の子に声をかけられた。
歳の頃は小学校で言えば2年生くらい、この街にはめずらしいアジア系の
少女、顔つきからすると、おそらくインドかパキスタンあたりの出だと思う。
彼女は何語かもわからない言葉で僕に一生懸命話しかけてきた。
何を言ってるかさっぱりわからない。
ゴメンね、何を言ってるかわからないんだ。
そんなジェスチャーをして僕は彼女から離れた。
実際、英語でもなくクロアチア語でもないおそらく彼女の母国語は僕には
さっぱりわからなかった。
気になったので少し離れて見ていると彼女は僕に話しかけてきたときと同じ様に通りかかる街の人に一生懸命話しかける。
けれど、彼女の話を聞く人もいなければ、立ち止まる人もいない。
それどころか皆、このアジア人の少女を蔑むような冷たい目で見て通り過ぎる。
彼女がいるところから少し離れた場所には、おそらく母親と思われる女性が
赤ん坊を抱いて少女と同じように、街行く人に話しかけていた。
そう、彼女は物乞いをしていたのだ。
9年前まで戦争をしていたこの国の人達も決して裕福とは言えないが
この親子はもっと貧しいのだ。
どんな理由で親子がこの国に来ているのか、なぜ自らの祖国を離れなければ
ならなかったのか。
与えられた平和を当然のように享受している日本人の僕にはわかるはずもない。
寒さが厳しくなってきたこの街で、少女と同じ年頃のこの国の子供達は皆、
幸せそうに母親と手をつないで通りを歩いていく。
彼女の目には、それらはどう映っているのだろう。
卑しいものでも見るかのような冷たい目線で親子の前を通り過ぎていく白人達。
同じアジア人でありながら悠長にこの国を旅している自分と、彼女。
生まれながらにして幸、不幸が決まってしまっているこの世の中の不公平さ。
僕は胸が痛かった。
彼女の幸せを祈らずにはいられない。
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