Travel Noste 2

ウィーンの中心、シュテファン寺院

 正式国名 オーストリア共和国
 面積    8.4万km2(日本の約1/4 ほぼ北海道に匹敵)
 人口    810万人
 首都    ウィーン(160万人)
 言語    ドイツ語
 通貨    ユーロ(Euro)

韓国人です。

 今回の旅行は1ヶ月間、毎日1万円近くもするホテルに
泊まるわけにはいかない。

 ウィーンでの宿はユースホステル、一泊6ユーロ也。

 ユースホステルというか、ドミトリー方式の宿に泊まるのは初めて。
最初は個室じゃない状況にかなり戸惑いがあったけど、いろんな国の人達と
友達になれるし、さみしい思いをしなくていいので結構楽しい。

 ウィーンに降り立つと真っ先にユースを目指した。
時刻は午後の5時、日の長い夏に比べて冬のヨーロッパは極端に日が短い。
5時といえども外は真っ暗だ。

 僕が泊まったのは教会の鐘塔を利用したユースホステル。
鐘がなると塔が揺れるという、ちょっとビックリモノの建物だ。
 6畳ほどの部屋に2段ベッドが4個、8人部屋。

 ユースの受付を済ませ、部屋に行く前に食堂を覗くと日本人らしき女の人が
食事をしていた。
 海外での心細さに思わず、日本人ですか?と声をかけてみた。
すると彼女は日本語でこう答えた。

             いいえ、韓国人です。

日本語なのに韓国人とは・・・意表をつかれて思わず苦笑いで返すしか
なかった・・・この勝負、オレの負け。


えぇ〜!そこからですか?

 部屋に荷物を置いて、軽くウィーン市内を散策してきた。
今日はもう遅い、宿に帰ってビール飲んで寝るか、そう思って歩いていた時
一軒の小さな宅配ピザ屋を見つけた。

 このピザ屋、宅配だけでなく、店内で食べることもテイクアウトすることも
できるらしい。
 値段は5ユーロと、まぁそんなに高くはなかったし、一人で部屋でビール
飲むより部屋の奴らとピザでも食ってビール飲むか、そう思って店に入ってみた。

 こじんまりとした飾り気のない店内では、いかにもイタリア人、といった顔つきの
オヤジが一人黙ってタバコをふかしていた。

 一枚くれと、適当にメニューから選んで言うと、わかったといった感じに
オヤジは黙って頷き、手を洗ったかと思うとおもむろに生地をこねだした。

 えぇ〜!!そこから始めるのかいっ!!

 何分かかるんだよ・・・。
てっきり、どっかにピザがしまってあってレンジでチンかと思ったら・・・。

 まぁ思ったより早く焼けたし、(全部で15分ほど)何よりピザ生地を伸ばす
オヤジの職人芸も見れて面白かったからいいか。

 しっかし、さすがイタリア人、やることがノンビリしてるな。
お味のほうは、さすが焼きたて、おいしゅうございました。

ヨーロッパ3大オペラ座のひとつウィーン国立オペラ座

荒行 IN ウィーン

 朝、目覚めたのは7時。
昨夜は同室の同い年の韓国人カップルとピザを食べながら飲んで、疲れて
寝てしまっていた。

 朝起きて、シャワーでも浴びて目を覚まそうと、シャワールームに行くと
顔を洗っていた外人が僕に言った。

                「お湯出ないよ」

 6ユーロという宿泊費はユースホステルの中でも破格だ。
安いなりにいろいろとワケがあった、10階建てにもなる建物にはエレベーターは
ないし、部屋は狭いし、ロックアウトと言って10時から5時の間は玄関が閉まる
のでその間は外に出なければならない。
 そこまではいい、6ユーロだ、我慢できる。

 しかしシャワーのお湯が出ないとは・・・。

10月末とはいえ、ヨーロッパの冬の寒さは厳しい。
この日の気温は5度、日本の真冬並である。
それでも僕はシャワーが浴びたかった。

 にゃろ〜お湯がでなかろうがなんだろうがシャワー浴びてやる!!
サムライ魂見せてやる!!

 や・・・やめとけ・・・と止める外人を振り切り僕はシャワールームに入った。
とりあえず、蛇口をひねって手をかざしてみる。

 ひょぇ〜〜〜〜〜〜つめてぇ〜〜〜〜!!

水のタンクは外にある。
ご丁寧にも気温5度で一晩じっくり冷やされた水は激冷!!

 しばらく様子を見てみたが一向に冷水がお湯に変わる気配はない。

意を決して僕はシャワーの流れに頭を突っ込んだ。
水のあまりの冷たさに、あまりシャンプーが泡立たない・・・。
それどころか、水が冷たすぎて手の感覚がなくなってきた。

 よく、正月にテレビを見ていると寒中水泳なんてのがニュースで流れる。
この寒いのにわざわざ好き好んでバカだな〜なんてこたつに入りながら
ぬくぬくと見ていたが、まさか自分がすることになるとは・・・それも日本の誰より
も早く一足お先に・・・。

 アタマを洗い終わった時点ですでに手の感覚はなかった。

 さぁ〜って、次はいよいよ・・・ひとりウィーンのユースのシャワールームで
今年の流行語大賞ノミネート作品「気合だぁ〜!!」を叫びながら2、3回、深呼吸
をしてシャワーのお湯ならぬ水の中に身を投じた・・・。

           正直、心臓止まるかと思いました。

シャワールームから出てきたときには、プールの授業でよくいた小学生のように
いい感じにくちびるムラサキ色。

 その日、風邪をひいたのは言うまでも無い。


本家ザッハートルテ

本家ザッハートルテざます。

 ザッハートルテというケーキがある。

甘いものにはまったく興味がない僕もその名前だけは聞いたことがあった。
そのなんとかトルテの本家がここウィーンにあると教えてくれたのはユースで
知り合った女の子、鳥井ちゃんだ。

鳥井ちゃんは24歳の女の子、初海外でいきなり2ヶ月ヨーロッパを旅して来た
という・・・無茶するなぁ・・・。

 その鳥井ちゃん曰く、ウィーンに来たら是非、本家ザッハートルテを食べ
なければいけないと言う。
 ウィーンに来てザッハートルテを食べないというのは月島に行ってもんじゃを
食べないのと同じくらい重罪だと言う。

 あまり興味がなかったが、そこまで言うなら食べてみなければならない。
鳥井ちゃんと一緒にウィーン市内の高級ホテル、ザッハーに向かった。

 このザッハートルテ、ザッハーとデーメルという2つのお店が我こそが本家だと
10年間裁判で争ったらしい。

 どうせならザッハーと名前がつくほうがいいとホテルザッハーを選択。
ザッハーホテルの1階にあるカフェ「Sacher(ザッハー)」に入る。

 僕なんかが入っていいのだろうか?
思わず怖気づいてしまいそうな高級な雰囲気・・・。

クロークに上着を預け、席に案内されるとお目当てのザッハートルテと
エスプレッソを注文、朝からケーキとは。

 落ち着かない雰囲気のなか待つこと数分。

 憧れの?本家ザッハートルテが運ばれてきた。
生クリームが添えられた本家ザッハートルテはたかがケーキの分際で
品格が漂い、何か一種の芸術品のように思われた。

 さっそくフォークを入れてみる。
か・・・硬い・・・、外殻であるチョコレートが硬すぎて上品に食べれない。
ケーキの分際で、場違いなオレを嘲笑っているのか?

 えぇ〜い、本家ザッハーとやら、食ってやる!!

 ・・・。

えぇ〜感想ですが、なんだかザラザラしてて特に美味しいものでもないです。
得てして本家というのは期待しすぎるせいか何だこんなもんか?というものが
多い気がするなぁ。

よっぽどコージーコーナーのほうが美味しいと思うのは僕だけでしょうか?
味のわからんオレが言うなってね、失礼いたしました。






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